流れゆくあの日常
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わたぬけ

Author:わたぬけ
京都の某大学に通うしがない学生。
趣味は読書と音楽と小説を書くこと。
ちょっとピアノも弾けたりする。
でも何もかもが中途半端さ^^



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音楽の話
 サン=サーンスという作曲家をご存知の方はおそらく少なくはないと思います。
 代表作「動物の謝肉祭」は小学校の音楽の時間に鑑賞した経験も多いでしょうし、最後から二番目の「白鳥」はBGMとしてもしばしば流されていますし。

 前回のフォーレと同じフランスの作曲家でして、フォーレとは結構親しい間柄だったとのこと。

 それで今回紹介します曲は、後生の作曲家にも大きな影響を与えたといわれる「交響曲第三番」で行きたいと思います。
 題名だけを見れば実に平凡でありがちな曲。ですが、この曲最大の特徴は当時オーケストラと一緒に演奏する常識など無かったオルガンを効果的に取り込んだことです。
 今でこそオルガン付のオーケストラ作品なんて珍しくなくなりましたが、当時としてはきわめて前衛的な挑戦だったといえるでしょう。他にもこの曲の特徴は、ソロ楽器としてではなく、オーケストラの一楽器としてピアノを使用したことでしょう。このことも後に影響を与えるのですが、今回はオルガンの方にスポットライトを当ててみようと思います。

 曲は交響曲としては珍しい二楽章ですが、それぞれの楽章がまた二部構成に分かれていまして、実質的には四楽章構成と同じような感じになっております。
 第一楽章前半は聴いている分には普通に良い曲で、緊張する部分あり盛り上がる部分ありなんですが、なんと楽譜を見ると演奏者への嫌がらせとしか思えないような記譜法がなされております。
 残念ながら今楽譜が手元に無いので、画像をお見せできないのですが、八分音符一個分ずれたようなリズムになっているんですよこれが。

 そして第一楽章後半。この部分は私がもっとも好きな部分で、ここで初めてこの交響曲一番の主役であるオルガンが登場します。しかもその登場の仕方がため息が出るほどすばらしいもの。
 前半部分の緊張した空気がおさまり、静かな雰囲気に包まれたそのときに、まるで真っ暗な洞窟の地面が突如淡い光を放ち始めたように、腹に響くような低音が現れるのだ。そしてオルガンが一つずつ音を重ねていって和音を完成させると同時に、弦が主題を奏で始める。
 この始まり方はもう涙物で緊張が一気に緩むといった調子だ。
 文才がないせいでいまいちこの曲の良さを伝えられないが、ともかくも一度聴いてみる価値はあります。

 ですが、残念ながら今回はYouTubeにもニコニコ動画にもファイルが見つからなかりませんでした><
 Amazonで我慢してくださいな。

サン=サーンス: 交響曲第3番/動物の謝肉祭、他サン=サーンス: 交響曲第3番/動物の謝肉祭、他
(2005/03/23)
オムニバス(クラシック)、バンブリー(グレース) 他

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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽


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